大手の出会い系アプリや出会い系サイトを使っていれば安心ですが、世の中には毎日のように詐欺師による新しい出会い系サイト(アプリ)が誕生しています。
もし使おうとしている出会い系を「怪しい」と思ったとき、ここで紹介する悪徳業者のサイトか否かを簡単に見破る方法でサイトやアプリを確認してください。
大げさではなく出会い系は毎日のように新しいサイトやアプリが生まれており、その新しく生まれる出会い系サイトは例外なく悪徳業者によるものです。これらの出会い系はパッケージソフトを使って用意したもので、全て昔ながらの「サクラ」を使った詐欺目的のサイトしかありません。
利用してはいけない出会い系アプリやサイトの一覧(2024年12月現在)
この記事の内容には十分な調査を経て万全を期していますが、間違いなどがある場合はお問い合わせフォームよりご連絡をお願いします。必要に応じて再調査し、個別ページを作って具体的な問題点を挙げるようにします。 ...
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そもそも、マイナーな出会い系アプリや出会い系サイトが安くない広告費を投下して運営し続けられるわけがなく、そんな小さなサイトにあなたの会える範囲にいる女性会員がいるわけがありません。冷静に考えてみれば分かりますよね。
出会い系の運営は新規顧客を集め続ける集客力こそが命で、その集客には広告宣伝費を中心に想像以上にお金がかかります。昔は昔で名簿屋からグレーなメールアドレスを大量に仕入れてスパムメールを送信していました。
ということで、この業界はよほどの資本がバックにない限り、真っ当な方法での運営は厳しい世界です。「ネットで集客すれば安く済む」なんて甘い世界ではありません。
そのため、観点としては単に「会員数が多い」だけでも信頼のおける運営会社であることが分かります。絶対に騙されたくないなら、下記のような業歴が長く会員数も多い大手だけを使うようにしてください。
サイト名 | 会員数 |
ハッピーメール(18禁) | 3000万会員 |
イククル(18禁) | 1500万会員 |
PCMAX(18禁) | 2000万会員 |
ワクワクメール(18禁) | 1100万会員 |
ミントC!Jメール(18禁) | 600万会員 |
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聞いたこともないようなサイトやアプリは使わないのが一番ですが、もし使い続けようと思うならば、以下の方法で悪徳業者のサイトか否かを確認してください。
悪徳業者のサイトを簡単に見破る方法
悪徳業者のサイトかを見分ける方法は非常に単純で、とりあえず下記の2点を確認しておけば事足ります。
- インターネット異性紹介事業届出の表示
- 特定商取引法に基づく表記
他にも色々と見極めるポイントは山ほどありますが、この2つは法律に基づき必ず表示しなくてはいけない義務があるものです。面倒なことをせずに会員登録する前からも確認することができる方法です。
それでは上記2つの方法について、確認すべきポイントを説明していきます。
インターネット異性紹介事業届出
この「インターネット異性紹介事業届出」は公明正大に運営しているサイトなら必ず表示しているもので、多くはサイトのフッター(一番下)に下記のような表記をしています。
インターネット異性紹介事業届出 〇〇公安委員会(認定番号XXXXXXXXXXX)
そもそも出会い系サイトの運営は法律により都道府県の公安委員会に届け出が必要で、届け出ずに運営していた場合は罰則(6か月以下の懲役または100万円以下の罰金)があります。
出会い系サイト規制法(インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)- e-GOV
そのため、まともな企業であれば載せない理由がないので、インターネット異性紹介事業届出の認定番号は必ず記載がある項目です。この掲示がないということは、それだけで「怪しい」と思って間違いありません。
海外の会社を使って日本語の出会い系サイトを運営しているケースもあり、その場合は「日本の法律は関係ないので記載する必要がないから記載しない」という脱法的な言い訳も言えます。
ただ、これは日本語で日本人向けの出会い系サイトを運営していても「法律に則った届出をしたくない(できない)」という話でしかありません。実際、海外法人による日本語の出会い系サイトは、例外なく全てサクラや逆援助をネタにしたような詐欺サイトばかりです。
一方、株式会社Diverseが運営する YYC(ワイワイシー) のように真っ当な運営をしていても、認定番号を載せてる箇所がスマホアプリのダウンロードページだったりすることもあります。当然、「載っていない」のと「見つけにくい」のは全く話が違うことに注意してください。
YYC(18禁)-YYC公式サイト
何の意図で見つけにくいところに表示しているのかは分かりませんが、YYC自体は業歴15年を超えて累計1,100万人以上の会員登録のある超大手で信頼できるサイトです。
特定商取引法に基づく表記
続いては、特定商取引法(特商法)の表示内容から悪徳業者の出会い系サイトを見抜く方法です。
出会い系サイトで男性がポイントを購入する行為(定額制サイト含む)は「通信販売」に該当するので、特商法に基づいて事業者側には法律で表記が定められた項目があります。
通信販売 - 特定商取引法ガイド
その中で下記の項目に該当すれば、そのサイトやアプリが悪徳業者のものであることは一目瞭然です。
- 特定商取引法に基づく表記がない
- 実在しない法人
- 海外法人
- 表記内容が不十分
- 住所がレンタルオフィス
これから細かく説明していきますが、悪いことは言わないので一つでも当てはまるものがあったら利用するのを止めた方が良いでしょう。特に海外法人は分かりやすいですね。
特定商取引法に基づく表記がない
これは論外のケースです。まともな企業法務や遵法精神がないことを自ら明かしているようなものです。
完全無料のサイトなら別ですが、日本語の出会い系サイトで特定商取引法に基づく表記がないのは論外です。日本国内の日本人向けのビジネスでは、海外法人だろうとサーバーが海外にあろうと特商法に基づく表示は必須です。
実在しない法人
にわかには信じがたいですが、運営会社として法人名が記載されていても法人が実在しないケースがあります。完全に嘘を書いているわけですね。
日本国内に登記された法人が実在するか否かは、国税庁の法人番号公表サイトで調べれば一発で分かります。国の機関から株式会社・合同会社など、設立登記されているものは廃業した法人も含めて例外なく全て確認できます。
法人番号公表サイト - 国税庁
外国法人の日本事務所が出会い系サイトの運営会社になっていることもありえますが、その場合は先に説明した「インターネット異性紹介事業届出」の表示と合わせて確認してください。
海外法人
この海外法人を載せているのは悪徳業者の定番と言えるくらい非常に多いケースで、運営者情報に海外法人が掲載されている場合は利用を控えましょう。詐欺サイトの典型的な手口です。
上記のように海外法人を記載した運営者情報は例外なく詐欺目的の出会い系サイトで、最近では手口を変えて副業案内のようなサイトも登場しています。もちろん、副業案内も詐欺です。
海外法人を使って出会い系サイト規制法から逃れるのが目的で、もちろん日本の国内法に基づく「インターネット異性紹介事業届出」もありません。そんな企業がまともに運営するわけがないのは明白でしょう。
表記内容が不十分
次は「特定商取引法に基づく表記」は存在するものの、その記載内容が不十分なケースです。当然ながら、わざと不十分にしています。
例えば、「出会い系ぴたっと 近所の出会い系(https://asakendr2.wixsite.com/pitato-new)」という名前で、スマホアプリも用意している詐欺師が運営するSNS(自称)があります。
このサイトは特定商取引法に基づく表記を表示していますが、下記の点で要件を満たしていていないので信頼するに値しない運営だと言えるでしょう。
- 所在地が未記載
- 電話番号が他社のもの
他にも返金に関する事項の不備などもありますが、上記だけでまともな運営ではないということが分かります。それっぽくは見せていますが、よくある詐欺師の手口です。
特商法の表示がアップデートされて、【ぴたっと】の運営会社として株式会社Blancaと表示されているようです。しかし、相変わらず所在地も未記載のままとなっており、この情報も虚偽だと思って問題ないでしょう。
住所がレンタルオフィス
最後は、法人の所在地(住所)がレンタルオフィスになっているケースです。
これは表記されている住所をGoogleなどで検索すると、検索結果の一番上にレンタルオフィスのサイトが表示されるので判断できます。多くの場合はペーパーカンパニーです。
法人の登記住所をレンタルオフィスにすること自体は悪いことではありませんが、出会い系サイトの運営会社の場合は実態を隠すためだけに利用しているだけですね。そのようなサイトを利用するのは避けましょう。
なぜ悪徳業者の出会い系サイトが乱立するのか
冒頭に「毎日のように新しい出会い系サイトが生まれている」と書きましたが、なぜ寡占状態で競争の激しい業界に新規参入が止まないのでしょうか。
それは単純に「騙される人が次々と現れて儲かるから」です。オレオレ詐欺と呼ばれていた時代から始まり、今でも振り込め詐欺の被害者が無くならないのと同じ理由です。
2000年初頭から出会い系サイト(今はアプリ含む)はパッケージ化されたシステムがあるので、名前を変えてサイトを作れば無限に増殖できる仕組みとなっています。そのため、悪評が広まったサイトを閉じて、イナゴのように詐欺集団は次の新しいサイトに移っていきます。
金を騙し取れるカモのリストは手中にあるので、そこにメール・SMS(ショートメール)・LINE・X(旧Twitter)などで誘導するわけですね。
今はSNSでDM・LINEに誘導する手口が多いようで、X(旧Twitter)で「マン凸(まんとつ)」「パイ凸(ぱいとつ)」「現金プレゼント」と言ってるのは全て詐欺師の客寄せですね。
出会い系サイト・アプリの選び方
昔から出会い系サイトは二極化していて、今も「大手優良サイト」と「悪徳業者の詐欺サイト」しかないと思ってください。それくらい両極端です。「マイナー優良サイト」のような中途半端な規模では絶対に生き残れません。
2003年の出会い系規制法成立に始まり、それ以降も法改正があるたびに制約が厳しくなり、小規模なサイトが細々と運営するのは事実上不可能な世界です。
もちろん、悪徳業者の詐欺サイトも安泰ではなく、私が働いていたサクラを使う出会い系サイトは年々収益が落ちて閉鎖しました。これも集客できなくなったことが理由です。
ということで、今は健全なサイト運営で存続できるのは「大手優良サイト(アプリ)」しか難しいのが業界の現状です。その中で数百万人の会員を抱えている老舗サイトというのは、その存在だけで信頼の証であると言えるでしょう。
サイト名 | 会員数 |
ハッピーメール(18禁) | 3000万会員 |
イククル(18禁) | 1500万会員 |
PCMAX(18禁) | 2000万会員 |
ワクワクメール(18禁) | 1100万会員 |
ミントC!Jメール(18禁) | 600万会員 |
昔々にサクラのいるサイトを運営していた経験から情報の確度は高いと思いますので、ちゃんと「出会える系サイト」を選ぶ際の参考にしてください。お金さえ出さなければ少なくとも詐欺被害には遭わないので、新規登録のときにプレゼントされるポイントだけで遊ぶことを徹底するのもありでしょう。
会員登録の無料ポイントだけでも遊べる出会い系の定番サイト
出会い系の初心者は勉強を兼ねて定番サイトを無料ポイントの範囲内で頑張ってください。 あくまでも慣れないうちは必要に応じて微課金する程度にしましょう。いきなり勝負をかけてはいけません。 また、令和の時代 ...
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これならば少なくとも騙されて金銭を詐取されることはないので、出会い系アプリをかしこく使う方法の一つです。