出会い系の利用規約を読んだことがある人は少ないと思いますが、利用者は会員登録時に誰もが利用規約に同意したことになっているものです。例外はありません。
よくあるアカBAN(アカウント停止)も、この利用規約に基づいて対応されるので注意しましょう。
漠然とでも何が禁止行為かの認識はあると思いますが、それ以外にも利用規約には購入や付与されるポイントの話などが色々と規定されています。
普段は読む機会がないと思うので、今回は業界最大手のハッピーメールの会員規約を例にして知っておくべきことをまとめてみました。
ご存じのとおり、ハッピーメールは2000年から運営している業界最大手です。2018年に新潟県知事が女子大生を買春していたことでニュースになりましたが、このときに使われていたのがハッピーメール(18禁)ですね。
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新潟県知事も使っていたハッピーメール以外に出会えるサイトとは
2018年4月の古い話ですが、当時現職の新潟県知事が出会い系サイトの「ハッピーメール(18禁)」で女子大生と知り合い、金銭を支払って関係を持っていたことが報道されました。結局、そのまま騒動の責任を取っ ...
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ハッピーメールは最大手かつ歴史があるだけに会員規約やプライバシーポリシーもしっかり作られているので、この基準を頭に入れておけば大多数のサイトで問題を起こすことはないでしょう。
利用規約は詐欺目的の悪徳業者を見分ける方法としても使えますが、知識がない人は無理せずに「会員数の多いサイト」を初めから選んでください。
| サイト名 | 会員数 |
| ハッピーメール(18禁) | 3500万会員 |
| イククル(18禁) | 1500万会員 |
| PCMAX(18禁) | 2000万会員 |
| ワクワクメール(18禁) | 1200万会員 |
| ミントC!Jメール(18禁) | 1000万会員 |
もはや笑い話ですが、詐欺目的の出会い系は利用規約に「出会いを目的にしないこと」と書いていたります。これは出会い系サイト規制法に抵触しないための脱法行為のためです。
それでは本題の利用規約に関する説明に進めましょう。
ハッピーメールの会員規約で確認しておくべき事項

出会い系アプリや出会い系サイトを使う場合、会員登録時に認識の有無に関わらず会員規約に同意しています。また、プライバシーポリシーなども確認・同意したことになっていることも忘れないようにしましょう。
そのため、利用者は運営会社が定める規定を順守する必要があります。ということを前提に、下記のポイントを確認してください。
第2条 規約の変更
- 弊社は、会員への事前通知または承諾なしに本規約を変更できるものとし、 この場合には本サービスの利用条件は変更後の本規約によるものとします。
- 変更後の本規約は、弊社が本規約第5条に定める方法で会員に通知した時点から効力を生じるものとします。
最初は規約改訂の話で、これは変更を会員にお知らせしたら効力を生じるというものです。この条項があるため、会員は常に最新の会員規約に同意(みなし同意)していることになります。
改訂の頻度には波があるようで、何か変更がアナウンスされていたら見るようにしておけば問題はないでしょう。

以前は上記のように改訂履歴がありましたが、今は直近の改定日だけが表示されているようです。直近では2023年9月11日に改訂があったようですね。
第5条 弊社からの通知
弊社は、ハッピーメールのwebサイト上での掲示、電子メールの送付など弊社が適当と判断する方法により会員に対して随時必要な事項を通知するものとします。
前項の通知は、弊社がwebサイト上に掲示または電子メールで送付した時点で効力を発するものとします。
この第5条の条項に定められた通知方法もよくある規約の作り方で、メールやサイト内に書いていた時点で通知は完了するということです。利用者が能動的に同意する"オプトイン(Opt-in)"ではない"みなし同意"と言われます。
よほどの不利益変更や告知が目につかないような場所への掲示・方法でない限り、それを実際に見たか見ていないかは会員の責任となります。
第6条 ポイントの有効期限等
- 会員は、有料サービス利用の対価としてハッピーメールポイントの購入を希望する場合、 弊社が別途定める方法により自ら購入申込を行うものとします。
- 会員は、購入申込をした後は、いかなる理由によっても購入申込を撤回、 または取り消しをできないものとします。
- 弊社は、会員に対してハッピーメールポイントを付与することにより購入申込を承諾するものとし、 弊社がポイントを付与した時点でポイント購入契約が成立するものとします。
- 弊社は、ハッピーメールポイントの購入代金の金額、 支払い方法ならびに有料サービスを利用するために必要なポイント数等は別途定めるものとします。
- 弊社は、いかなる理由によっても、会員が購入したハッピーメールポイントの払い戻し、 使用または交換したポイントの返還、または再発行等は一切行わないものとします。
- 2013年3月27日から発行するハッピーメールポイントの有効期限は購入より180日が経過した時点で失効します。
2013年3月26日までに発行したポイントにつきましては、有効期限は設定していません。
ただし、会員が本サイトに最後にログインした日から1年間が経過した時点で、 当該時点に会員が保有するポイントは全て失効するものとします。
アクティブなユーザーであれば大きな問題ではないと思いますが、ハッピーメールではポイントの有効期限は購入から180日と定められています。期限を超えると無効になると書かれていますが、実際には何年経っても失効しないはずです。

あくまでも失効させられる権利(実行するかは別)があるという話で、他のサイト運営会社も軒並み有効期限を180日に設定していますね。
これは資金決済法(旧プリカ法)の前払支払手段(自家型)として法の適用をうけないようにするための措置でしょう。これが適用されると体制整備や発行金額に対して供託金や金融機関保証などが必要となるので、運営会社としては仕方のない対応だと思われます。
実際、ハッピーメールの株式会社アイベックを始めとして、金融庁(財務局)に資金移動業者として登録している運営会社はなさそうです。
第7条 会員資格
18歳以上の個人でなければ利用できないものとします。
ただし、18歳に達していても高校生は利用できないものとします。
これは現在の「出会い系」が最も神経をとがらせている内容です。
「児童(18歳未満, 高校生)」の利用は、サイト運営会社の事業および会社の継続自体を揺るがす事態になりかねません。2003年に出会い系規制法と呼ばれる法律が立法されるキッカケとなったのは「児童」です。

利用者も加害者になりかねないので要注意ですね。警察庁からも隠語(JC, JKなど)を含む禁止されている書き込み例が公表されています。隠語も明示的にアウトな例とされていて、言い訳にもならない無駄な抵抗でしかないので絶対に止めましょう。
いわゆる出会い系サイトに関する注意 - 警視庁
繰り返しますが、隠語も明示的に禁止行為の例として挙げられています。よくある「JK・JC・ホ別・イチゴ・諭吉」などは、それが意味するものを直接書いているのと全く違いはありません。
第9条 利用制限措置
弊社は、会員希望者が下記の会員登録した場合は、その理由を開示することなく当該会員の利用を停止し、または退会処分することができるものとします。
- 複数の携帯電話番号を使用して会員登録した場合
- 性別を偽って会員登録した場合
- 営業、販売、勧誘、広告等のために会員登録したと認められる場合
- メールアドレスなど個人情報を収集するために会員登録したと認められる場合
- その他、弊社において、会員登録を承認することが不適当と判断した場合
これは会員登録時の利用制限で、次の禁止行為と合わせて「やってはいけない行為」ですね。女性会員にも援デリ業者が混ざっているため、利用停止になっているアカウントが山のようにあります。

たまに見かける他サイトへの誘導については、見極める必要もないくらい確実に悪質業者なので相手にしてはいけません。
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今の出会い系は援デリ業者以外にも、マルチ商法・投資詐欺・宗教などの勧誘が入り乱れている乱世です。
男性の場合、法律で保護されるべき対象の「児童」に関しても細心の注意が必要です。数年後に逮捕される事例も山ほどあるので、絶対に触れてはいけない対象です。
第10条 禁止行為
会員は、当サービスの利用に関し、以下の行為を行ってはならないものとします。
- 児童(高校生を含みます)を対象とする不正誘引、または会員を児童との異性交際等の相手方となるように誘引する行為
- 児童ポルノ、または児童虐待に該当するおそれのある画像、 文書などを掲示板に書き込み、または送信する行為
- メールアドレス、LINEID、SNSサービス等の個人情報を収集する行為
- 個人情報(電話番号・Eメールアドレス・住所等)、URL等を掲示板へ書き込む行為
- 他の会員、または弊社を誹謗中傷し、名誉若しくは信用を傷つける行為
- 他の会員のプライバシー、肖像権等を侵害し、または侵害する恐れのある行為
- 他の会員に対して、広告、宣伝、勧誘などを掲示板に書き込み、または電子メールを送信する行為
- 他の会員に対して、異常な量のメールやアクションを送る行為
- 他の会員に対して不快な思いをさせていると弊社が判断した行為
- 他の会員からの通報が多く、弊社が警告したにも関わらず利用方法を改めない行為
- 他の会員、または第三者になりすまして本サービスを利用する行為
- 売春や、法令若しくは公序良俗に反し、他の会員、第三者、若しくは弊社に不利益を与え、または与えるおそれのある行為
- 前各号に定める行為を助長する行為
- その他、社会通念上弊社が不適切と判断した行為
絶対に禁止の児童は当然として、明らかにおかしなことをしていなければ禁止行為については問題ないでしょう。と思いきや、昔から出会い系は本当に頭のおかしい人もいるので運営側は気が抜けません。
過去のやり取りを振り返ってみると、女性側のアカウント停止が非常に多いです。この大多数は「援デリ」の業者アカウントでしょう。

アカウントの動きを見ていれば業者かは簡単に分かるので、ちゃんとアカウント停止しているということは運営会社も看過しているわけではないということですね。むしろ、警察庁からの要請もあるので想像以上に頑張っていると思います。
第14条 退会
- 会員は、本サービス内の退会画面からいつでも自由に退会することができます。 退会に伴う退会料等の発生は一切ありません。退会時に残ポイントがある場合、残ポイントは消滅します。
- 退会時に残ポイントがある場合、残ポイントは消滅します。
過去にやり取りをした女性のアカウントを見ると、利用停止させられたアカBANとも違う女性の退会が多いことに気付きます。
「目的を達した」のか「体目的の男ばかりで幻滅した」のかは分かりませんが、ポイントでお金をかけていない女性は退会するのも気軽でいいですね。
男性はポイントが惜しかったり、ワンチャンまた別の女性と…という思いもあって退会する人は少ないでしょう。
第15条 個人情報の保護・管理
- 弊社は、電気通信事業法第4条に基づき、会員の通信の秘密を厳格に守るものとします。
- 弊社は、プライバシーポリシーに基づき、会員情報を厳格に管理し保護する責任を負うものとします。
- 弊社サービスにて決済利用時に入力頂いた入力情報は再決済時に弊社全サービス共有で利用できるものとします。
端的に言うと、「利用している事実を含めて利用者の個人情報は守る」という話ですね。
今や業界に限らず、個人情報の取り扱いが疎かな企業はビジネスを続けられない時代なので、罰則もある『個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)』の範囲で心配いりません。
特に、センシティブな情報かつ何かあったら叩かれやすい業界なので、このような情報は慎重に取り扱っているものと信じて大丈夫です。
想像以上に運営会社は健全化に努めています

大手サイトでは「サクラ」は存在自体が過去のものなので問題ありませんが、その代わりに暗躍する「援デリ」などの業者も運営会社が排除に努めてくれています。
法律上は児童(18歳未満, 高校生)の利用を徹底的に防止する措置を求められているものの、その他は都道府県公安委員会への届出などの手続きに関する内容です。
しかし、運営会社は法律になくても「援デリ」などの管理売春を行う違法な組織に対してアカウント停止などの措置を行ってくれています。

どれだけ何をやっても怪しまれる業界なのは変わっていないと思いますが、その業界経験者としては今の出会い系アプリや出会い系サイトは相当健全だと断言できます。一方、最初から割り切って詐欺行為をしているグループも未だに健在です。
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出会えないことでアプリやサイトに不満を持つよりも、うまく出会うためのコツをつかんでドンドンと活用することをオススメします。ただし、利用するサイトを間違えないようにしてください。最重要なのは会員数です。
| サイト名 | 会員数 |
| ハッピーメール(18禁) | 3500万会員 |
| イククル(18禁) | 1500万会員 |
| PCMAX(18禁) | 2000万会員 |
| ワクワクメール(18禁) | 1200万会員 |
| ミントC!Jメール(18禁) | 1000万会員 |
間違った道を選んでしまった場合、そのまま進んでも望む結果にたどり着くことは絶対にありません。とにかく正しいサイトを使い続けてください。



